ヴィンテージカーの前で
しゃがむ 真顔の若い母と
同じくらいの目の高さにいた 幼い私
どこか似てる ショートボブの二人が
ぽつくりと こっちを見ている
はじめて見た
はじめから色褪せてた 写真
一分くらい なんか言おうとした
こっそり 親父から受け取ったあと
どこにしまったっけな
お母さんの手前
探すのも なんかアレだし
たぶん 小学校のころにハマってた
漫画の切り抜きファイルにでも 挟んであるだろ
きっと
クローゼットの隅っこで
眠ってるアルバムとか スマホのなかで
年を取った母と
どこか似てる 誰かが
こっちを見ている
笑ってくれてたら いいな
どんな顔をして