記日(きじつ)

壊れる私を 作文する 正しい私

皮膚をめくって 見てしまった

糞溜まりに落ちた烏の羽が 滑稽に美を打つ

お似合いだった あれは賞賛 

勘違いに足るほど 

世界は 乳母のようだった

灰色で 黒にさえなりきれなかった

漆黒を演じるときに居合わせた

心臓の痛みを 

どうしてくれる

どうしようもない

私を殺すことを 殺人とは言わない

残りは 白紙だった

生きようがない 正しい私